米国P&S本社訪問記 - P&S Detail Productsのすべて

みなさまこんにちはデコタミンです。

P&S本社へ訪問してきましたのでその報告をしたいと思います。

 

ロサンゼルスのLAX空港から発ちます。

 

P&S本社はサンフランシスコの隣になるオークランドというところに位置しています。LAX空港から約1時間半のフライトです。

 

オークランド空港到着。広々とした景色が広がっています。ロサンゼルスと比べるとゆったりした空気感です。

 

セールスのキースが迎えに来てくれました。今までオンラインミーティングだったので対面するのは初です。

 

そのままレストランへ。P&S本社周辺は工場地帯なのでレストランへ行くにもクルマで数十分走る必要があります。

 

すごく良いレストランです。これから続々とメンバーが集まってきます。

 

集まりました。右からセールスのキース、P&S代表のボブ、ラグカンパニー代表のジェフ、ラグカンパニーメンバーのジョンです。写真に写せませんでしたが、ケミストのデイブもいます。フルメンバーと言ったところでしょうか。数年前デコミンチャンネルを立ち上げ、P&S製品に惚れ込んでから、まさかその中枢のメンバーと直接対談することになるとは思ってもいませんでした。一人の洗車YouTuberが、憧れたブランドのトップ達と同じテーブルで食事をする。これは大冒険ですね。

 

食事の後、P&S本社へ向かいます。広大な敷地に店舗、ラボ、倉庫、オフィス、すべてが入っています。

 

彼らはギフトを用意しておいてくれました。お迎え、食事、ギフト、すごいおもてなしです。P&Sの社風は一般的な米国企業とだいぶ違っていると感じます。

 

ラグカンパニーからのギフト。

 

ミーティングの始まりです。この時のためにすごく英語を勉強しました。しかしミーティングは思った以上に苦しいものとなりました。P&S代表のボブはするどい眼光を私に送ります。私の過去、何故私がP&Sを選んだのか、そういった質問を受けました。各メンバーもさっきまでの柔らかい雰囲気はなくなりシリアスな表情で私のプレゼンに耳を傾けます。

 

ボブの鋭い眼光は「私にP&Sの歴史を背負う覚悟があるのか」を見極めているように感じ取れました。P&Sの中枢メンバーは長い歴史を持つブランドを守るために、常に人を見ています。一緒に働くメンバーはファミリーだと彼らは言います。

 

数時間に及ぶミーティングが終わりました。物凄い緊張しました。しかし彼らの態度は最初と違っていてすごく穏やかです。「君はすでにファミリーだ」と言われた時は嬉しかったです。完璧な英語である必要はなく、熱意を伝える事が最も大事なのだと実感しました。老舗ブランドの看板を背負うという事が実はすごく大変なことなのだと改めて思わされました。

 

P&Sの施設内ツアーです。

 

たくさんのストックが置かれています。上の画像はカザフスタンへ送られる商品達です。P&S製品は世界中で愛されています。

 

商品ラベル。皆様にお使い頂いているP&Sケミカルはここで作られています。

 

ボブが一つ一つ丁寧に説明してくれます。

 

コーティング剤の生産。

 

製品開発のラボ。

 

レガシーな商品、エクスプレス・インテリアクリーナーの生産。

 

P&Sは60年にも及び同じ商品を作り続けています。

 

様々な人がP&Sの各業務を担当しています。

 

みな生き生きと、笑顔で仕事しています。

 

みな、ボブやデイブ、中枢メンバーを慕っています。彼らの間に強い絆があることが分かります。

 

新たにP&S Japanで取り扱いを始めるリンスレスウォッシュABSOLUTEです。

 

本国では非常に売れており、既に洗車のスタンダードはリンスレスウォッシュに移行しているとも言っています。皆様のお手元にお届けするのが待ち遠しいです

 

私はケミストであるデイブの大ファンです。デイブは創業者ビルの息子で、代表のボブと兄弟です。P&S Detail Productsの裏には常にデイブがいます。彼が製品を設計しています。多くのディテイラーに愛される製品は彼が生み出しているのです。技術志向な彼に、私は確認したい事がありました。

「P&Sケミカルは、旧車に対して100%安全と言い切れるのか」

ということです。私は旧車マニアです。旧車オーナーはゴムやプラスチックの劣化やサビとの戦いを強いられます。洗車ケミカルがそれらの劣化を早める要素であってはなりません。デイブは言いました。

「正しく使えば、100%安全だ。」

この回答は私にとって大きな意味を成しました。これから自信を持って旧車オーナー達へP&Sケミカルを勧めることができる。そして旧車にとって安全なケミカルであれば、すべてのクルマに対して安全とも言えます。

 

メンバーから技術指導を受けました。

 

ABSOLUTEを使い洗浄、その後新製品のsio2系ペイント保護剤「ディフェンダー」でコーティング、最後にビードメーカーで保護という形を推しています。P&S社は洗車をより簡単かつ完璧にしようとしています。

米国はモバイルディテイラーが盛んです。彼らのビジネスにとって、洗車をより少ないプロセスで最高の結果を出す事は重要な経営戦略です。効率的なプロセスはケミカルコストを押し下げ、収益を増加させるからです。こういったP&S社の姿勢が多くの事業者に愛される理由でもあります。ディテイラーにとってP&S社はなくてはならない存在なのです。

 

セールスのキースも技術指導を行います。彼は全米のカーイベントを飛び回っています。P&S製品を広く伝える重要な役目を担っています。P&S Japanも彼と話をする機会が最も多いです。

 

すべての工程で欠かせない存在のビードメーカー。安全で汎用性が高いです。これもモバイルディテイラーにとって重要なアイテムです。ケミストであるデイブの力作です。

 

ここは本社に組み込まれている一般向けの店舗です。多くの顧客が訪れます。メインはプロフェッショナルのディテイラー達ですが、一般ユーザーも訪れます。

 

ラグカンパニー製品もあります。ラグカンパニーとP&Sは兄弟のような存在です。P&S代表のボブは「P&Sケミカルの力を発揮するにはラグカンパニーのタオルが必要だ」と述べています。

 

店舗を担当しているのは台湾系アメリカ人、スティーブン一家です。彼らは日本のディストリビューターである私を顧客とともに歓迎してくれました。スティーブンは15年このP&S店舗を担当しています。彼の父がP&Sの創業メンバーの一人です。こうしてP&Sの歴史が紡がれていきます。

 

P&Sの親友であるラグカンパニーのジェフ。彼はラグカンパニーだけでなく、様々なブランドを展開しています。その一つ一つがデザイン性に優れています。彼は優秀な経営者ですが、根はアーティストだと感じます。柔らかい人間性を持ち、製品に強いこだわりを持ちます。すごく魅力的な人物です。ラグカンパニーはアイダホ州に本社を置きます。ジェフは私をアイダホに来るように誘ってくれました。行ってみようと思います。

 

P&Sとラグカンパニーは強い絆で結ばれている。

ジェフは長年ラグカンパニーの日本公式パートナーを探していて、しかし中々出会えないと言っていました。米国老舗ケミカルP&Sと、世界でも知名度の高いラグカンパニー。この二つのブランドをふるう力が私にはあるのでしょうか。もし、ビジネスに私達を組み込みたいと思って頂ける方がいれば是非デコタミンにコンタクトしてください。

 

すべての工程を終え、サンフランシスコを歩きロサンゼルスに帰りました。すごく刺激的な旅でした。いつか私は、日本でP&Sとラグカンパニーを愛してくれるディテイラーと共にこの地を歩きたいと願います。読んで頂いてありがとうございます。