ゼロからディテイラーガレージを作る第三弾です。
第一弾 [廃工場からディテイラーガレージを作ろう]ゼロから作る洗車用ガレージ
第二弾 [廃工場からディテイラーガレージを作ろう] デコタミンガレージ解体。重機で古い床をすべて剥がす
前回で土間のハツり作業は終了しました。ユンボを投入したおかげで作業は順調に進み、次の工程は壁の補修です。
これは既存の壁です。換気扇は機能していないので取り外します。それ以外にも不要なものがたくさん張り付いています。この既存の壁を剥がすと、廃材となり処理コストがかさむため、この既存壁を覆うようにベニア板を貼ることにしました。
しかしその前に問題が発生しました。
↑天井に1段低く設けられたボードがあります。このガレージはもともと食品加工の工場で火を使っていたようです。そのための防火ルーフと思われます。
一部砕いてみます。やはり。アスベストの可能性大です。この工場ができたのがおおよそ40年前とすると、アスベストはメインに使われていた時代でしょうか。
ライセンスを持った解体業者に処分してもらいました。アスベストは処分費用が高額になります。
しかしこのようにフラットな天井が実現できました。
新しい部材です。9mmの合板ベニアです。本当はベニアではなくボードを選択したかったのですが、この広さですと相当な枚数が必要となるため、ここの部材のコストダウンはマストでした。
これは下地材となる垂木(たるき)です。この垂木を既存の壁に打ち込み、その上にベニア板を貼っていきます。
垂木を打ち込む箇所を調整する職人さん。
あっという間にベニア板が打ち込まれていきます。
解体、補修を繰り返しベニアを打ち込んでいきます。
どんどん部材が追加されていきます。
作業は数日間続きます。何名かの職人さんが連携して仕事をしていきます。
コンセント処理も完璧な仕上がり。
様々なツールを使い、木材をカット。手早く仕上げていきます。
壁が仕上がりました。美しい木目です。もともとの劣化した壁の状態だと全体が古く薄暗い印象になってしまっていましたが、ベニアを貼るだけで印象がガラリと変わります。
シャッターも塗ります。まずは洗浄。
塗装業者と一緒に私も作業に入ります。木目が荒く、塗装が吸い込まれていきます。もう少し良い素材にすればよかったなと後悔しました。
グレーチングも塗装します。下地処理から錆止め、塗料という形で塗っていきます。
キレイに塗れました。床の塗装も白くなるので、グレーチングも白にします。
このグレーチングに合わせた形で排水溝を作ってもらいました。U字溝も新品を調達。
途中、土間工事のためのレベルチェックが入りました。水が流れるようにやや傾斜を付ける予定です。
こうして塗り進めること数日、壁と天井の塗装が完了しました。
こちらがビフォー。
そしてアフター。白で埋め尽くしてやろう。その結果がこれです。
これで内装工事と、壁・床塗装のフェーズが完了しました。塗装に挑戦したのは初めてでした。塗装が飛び散り、服を何枚も無駄にしてしまいました。しかしすごく良い経験ができたと思いました。
次は土間工事が入ります。砂利の床がフラットなコンクリで埋められます。その上に白でエポキシ樹脂塗装されます。全体像がだいぶ見えてきました。
廃工場をディテイラーガレージに。まだまだ続きます。