凍てつく波動に抗うディテイリング兵器は作れるのか

凍てつく波動に抗うディテイリング兵器は作れるのか

↑画像は現在建設中の東北ディテイラーの建物

デコタミンストアに入電。そのユーザーの話に釘付けになりました。彼が住むところは極寒の地、北海道士別。冬は−30°にまで及び、見るものすべてを瞬時に凍らせる過酷な空気です。その中で彼は愛車ボルボをディテイリングするために奮闘しています。

最初に雪国の過酷さを教えてくれたのは、東北ディテイラーでした。凍結対策の重要さ、融雪剤によるサビの深刻さ。クルマの価値の目減り。これらディテイルアップの前に立ちはだかる高い障壁はデコタミンストアの製品設計の思想を根底から覆された瞬間でした。

雪国のディテイラー達はケミカルよりも基礎的な設備に投資をする傾向にあります。建物、凍結対策、温水、高圧洗浄機。彼らはこれらハードウェアがディテイリングの結果に大きく影響する事を実体験を通して知っています。彼らの話は設備セラーにとって非常に刺激的で、有益な情報の宝庫です。

しかし北海道士別ともなると、公共の水道管から建物に水を引き込むところで凍結し、どんな対策を施したところでそもそも水が出ないという状況にまでなるようです。その過酷さを聞いて、一体私に何ができると言うのでしょうか。何を提案しても無に帰るこの虚しさ。デコタミンストアの存在意義そのものを考えさせられました。

でも、洗車愛好家が洗車を突き詰めていくと最終的にクランツレとR+M Suttnerに行き着くと信じています。雪国ドイツで育ったこの2つのブランドは、過酷な環境に耐える屈強な設計思想を持っています。この2つのブランドを雪国に使ってもらいたい。そう思って活動を続けていきます。

雪国のディテイラー達は強い酸、強いアルカリ剤を必要とします。また効率的に融雪剤を除去するには高い圧力と高い水量、そして熱水を噴射するマシンが必要です。必然的に100Vの一般高圧洗浄機では要件を満たせず、200Vが最適解となるでしょう。そうなるとコネクタの素材、生産国、あらゆるパーツの耐圧精度に目を配りながら設備を組んでいく必要があります。投資コストは桁違いになるため、長く継続的に使えるような設計をする必要性もあります。下回り洗浄設備も必要です。スプレイヤー一つとっても酸・アルカリに耐性のあるものを揃えていく必要があります。洗車の真髄は雪国にある。そう思いました。これからも雪国に生息するデコタ民から情報を得て、レポートしていきたいと思います。もっとクランツレとR+M Suttnerを研究して、過酷な環境と戦う彼らの力になりたいです。


 

 

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