オリジナルホースセットアップを販売に向けて制作中
洗車に求められるものは多岐に渡ります。大枠で見ると設備とケミカル。その中でも重要な位置づけになる高圧洗浄機とその周辺パーツ、これらをハードウェアとすればケミカルはソフトウェア的な位置づけになるでしょう。高圧洗浄機の力や、水質によってケミカルの性能も変化するからです。
ケミカルの性能を発揮するにも、作業そのものを効率化するにもまずハードウェアである設備を整える事がポイントです。
しかしこの設備の世界もケミカルと同様、選択肢は多岐に渡ります。ユーザー各々の環境すべてに適応した設備というものは存在せず、十人十色のセットアップをしていく必要があります。
更に。設備の世界はケミカルよりもコストが大きくなります。高圧洗浄機だけで数万円。高いものになると100万円を超えるものもあります。これにホース、ショートガン、それらのオプション品などを含めていくとコストは青天井です。
そこで、必要最低限の機能を有し、作業効率を上げるセットアップを製作することにしました。ホースリールとホース、ショートガンのセットです。
過去様々な製品を輸入し、品質をチェックしてきました。その中でもコストパフォーマンスに優れる製品を作っている中国の工場と交渉し、独自のセットアップを試行錯誤しています。
チョイスしたショートガンです。いくつものショートガンを比較し、これに決めました。
パイプにステンレスが採用されており、耐劣化性能を持ちます。
コネクタ規格は3/8 NPTにしました。スイベルも装備です。このNPTというのは米国や中国の標準規格になっています。日本はまた別の規格が普及していますが、ディテイリングの世界では米国準拠にしたほうが何かと選択肢が広がります。
射出出口(アウトレット)用のクイックコネクターはワンタッチ式のオールステンレスを採用しました。片手でノズルの脱着が可能で便利です。
このセットアップで200Vのフルパワー高圧洗浄機を使い、圧力20Mpaオーバーでテストしても水漏れなく正常稼動を確認。あとはホースの選定です。いかにコストパフォーマンスに優れたセットアップを作れるか、試行錯誤の毎日です。