すべてが精密に作られたR+M Suttnerインジェクターとクランツレ・フルパワー高圧洗浄機895-1の融合は可能か?東北ディテイラー、融雪剤との戦い

デコタミンはドイツRMスタナー社の大ファンです!妥協なき製品作り、すべての製品が完全にプロ向けに振り切ったクオリティ。その哲学は80・90年代の古き良きメルセデスを見ているかのようです。
そのRMスタナー社の真髄とも言えるケミカルインジェクター。ベンチュリー効果を利用したケミカル自動希釈システムです。強い酸、強いアルカリ、熱水に対応する屈強な作りです。
これをデコタミンストアのフラッグシップモデル、高圧洗浄機サーム895-1に搭載するために奮闘しています。
日本クランツレ社でシャシーの基礎加工を行ってからデコタミンガレージに運搬してそこから設定を煮詰めていきます。
200V電源の変更、インレット口の規格変更などを進めていきます。
これは高圧洗浄機のアウトレットからインジェクターをつなぐジャンパホースです。Veloci/MTMのコブラジェットホースで製作しました。しかしどうも色合いがしっくりいかず。やはり納得できないので作り直すことにしました。
このセットで製作。ホースは切断し、新たにカシメ直します。プロテクターのネジ込みはかなりパワーが必要ですが、ビードクリームを使うようになってからだいぶ作業効率が上がりました。
完成。RMスタナーのプロテクターは超頑丈です。ブルーと白黒のコントラストがかっこいいです。
インジェクターモジュールをセットします。フレームに装着できるようステーをワンオフ製作しました。インジェクターシステムはこれだけでは稼働せず、ショートガン先につけるノズルと合わせて初めて機能します。
ジャンパホースを合わせるとこうなります。ジャンパホースはキレイな弧を描くように絶妙な長さに調整しました。
ケミカル吸引のためのサクションホースが届きました。様々なホースを試しましたが、ニッタ社のホースが一番良いです。頑丈で、ケミカル耐性もあります。
仮組みが終わり、本組みしていきます。カプラーの角度付けが難しいです。G平行ネジは理想の位置で止められないので、要所要所でテーパ形状のNPTネジを用いて位置合わせを行います。
これはオーダーを頂いている東北ディテイラーの新設ガレージです。OPENに向けて着々と準備が進んでいます。天井にはモスマチックのブームとVeloci/MTMのコブラジェットホースがセットされています。
デコタミンガレージを参考に、同一の配管キットが組み込まれました。バルブはキッツ社製です。温水・冷水で配管の色が別れています。
とても贅沢な作りです。この素晴らしいガレージにクランツレ・サーム895-1+RMインジェクターキットを設置するべく奮闘しています。果たしてうまくいくのでしょうか。
前例がないシステムなので東北ディテイラーと共に手探りの毎日です。作り直し、ミス発注、失敗ばかりしていますが、着実に完成に向かっています。また詳細をレポートしていきたいと思います。