洗車の重要コンポーネント「高圧ホース」。樹脂とワイヤーどちらが洗車にとって最適なのか

デコタミンストアでは日々様々なホースを検証しています。ディテイリングにとっても最良のホースは何なのか。この追求が終わることはありません。何故ならホースはディテイリングにとって最も重要なコンポーネントだからです。
ホースは大きく分けて低圧用、高圧用に分かれています。高圧洗浄機は圧力を発生するので、必ず高圧用ホースを使わねばなりません。その高圧用ホースの中でも更に樹脂ホースとワイヤーホースに別れます。
一般的に樹脂ホースは軽く、しなやかで、ワイヤーホースは硬く、重く、操作しずらいイメージがあります。実際にその通りだと思います。しかし、ディテイリングという切り口で見ると、果たしてそのイメージは逆になるのかもしれません。
↑1/4サイズの樹脂ホース。樹脂ホースはこのサイズが最も使いやすい。
↑3/8サイズのワイヤーホース。ワイヤーが入っている分、硬く重い。
樹脂とワイヤーホース、両方を使い続け、感じたことがあります。樹脂ホースはその性質ゆえ、折り曲がりに弱い傾向があります。また、重さがないので、ホースが”浮き”やすく、車両に接触しやすくなります、そしてリールに収まりづらいという点もあります。
↑3/8サイズの樹脂ホース。樹脂ホースは太くなればなるほど局所的な曲げに弱く、ホースリールに巻き付きづらい。
ワイヤーホースは逆で、折り曲がりに強く、クルマに踏まれても耐え、その重さゆえストンと床に落ちるので取り回しやすく、リールにもずっしり巻き付いてくれます。
↑ワイヤーホースの断面。重くなるが収まりが素直で、耐久性も高い。
ディテイリングに絞ったホースと言っても、様々な種類があります。しかしある程度環境によって縛りがあります。
もっとも自由にホースを選べるのがケルヒャーなどの100V高圧洗浄機です。圧力がそこまで強くなく、かつ冷水がほとんどなので、樹脂でもワイヤーでも問題ありません。
200Vの高い圧力を発する高圧洗浄機や温水機の場合は3/8サイズのワイヤーホースである必要があります。樹脂ホースは温水にも高圧力にも対応していないからです。
樹脂とワイヤー、どちらのホースにも一長一短があります。もし使用をどちらか一つに限定せよとなった場合、総合的に評価してワイヤーホースを選びます。欠点となる重さは加圧した場合にさほど感じることはないからです。
ホースに正解はありませんが、ホースに悩まされているというメッセージも日々多く頂きます。デコタミンストアでは今後も”何があなたにとって最良の選択か”を追求していきます。