M22コネクタとは何ですか?

M22は万能規格

M22コネクタは高圧洗浄機業界、とりわけ洗車用設備では最も代表的な規格の一つです。家庭用高圧洗浄機・ホース・ショートガンなどの接続で広く用いられています。

M22コネクタの受け手(メスネジ側)の外ネジの仕様はM22×1.5(ピッチ)で、中央に軸があります。この軸のことを、英語圏では「ステム」と呼称しますが、日本では一般的に、

  • 軸芯
  • 軸径
  • 中心軸

と呼称されることがあります。これらはすべて同じ意味を持ちます。このページでは”ステム”と呼びます。

ステムにはゴムのOリングが装着されており、これによりシール(止水)が実現されます。またステムには外径が14mmと15mmがあり、それぞれに互換性はありません。14mmステムが業界では最も多く用いられていますが、一部のメーカーでは15mmが採用されています。

M22コネクタの差し込み側(オスネジ側)も、ステムがぴったり収める内径を持っていることが重要です。以下の画像は内径が14mmのM22オスネジです。

このように、M22コネクタにはステム径に違いがあることから、M22コネクタを購入する際は、メス側のステム外径、オス側の内径を、合わせる必要があります。接続したい機器の仕様をよく確認することが重要です。

M22コネクタは手でねじ込むことで機器同士を接続することができます。工具を必要としない簡単な操作であるにも関わらずネジ込み式なので頑丈な接続が実現できます。こういった特性が広く一般的に使われる理由の一つでしょう。

様々なパーツにこのM22規格は採用されています。これをうまく使いこなすことによって、手持ちの機器の接続を意図したものに変更することが可能です。

この画像の例はケルヒャーコネクタを、M22規格を通じて3/8クイックカップリング化する事例です。これでホースの脱着がワンタッチ化され、作業開始時、片付け時の効率を向上させることが可能です。

 

例外仕様

M22規格の中にも例外があります。ステムを持たないものです。

これらのコネクタはM22のメスネジでありながら、ステムを持っていません。そのため、シールは押し付けるタイプのOリングで実現します。よりシール性能を増すために、ネジ山にネジロック剤を適用することをおすすめします。

こういった例外的なコネクタにもメリットがあります。ステムを持たない分全体をコンパクトに設計できる点です。

この2つのコネクタは同じ機能を有しながらも、左側のステムを持たないコネクタのほうがコンパクトになっています。これはショートガンのように、手元操作を行う機器は、なるべく小ぶりな設計が好まれるシーンにおいて有効です。